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対処法が十一個 ページ11

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私はどうやら名探偵コナンの世界にいるらしい
知識はそこまでないが、テレビやアニメを全く見ない私も流石に知っていた
ここは週一、事件の数を数えれば一日一回事件は必ず起きるところだと

小さい死神が通り名の少年は江戸川コナン
その正体は高校生探偵工藤新一で、なんか薬で幼児になった
そして彼は元に戻る為日々奮闘する


そんなお話と言うのは知っているが、逆にそれしか知らない
私この先生き残れるのかな、なんて考えると溜め息しか出なかった



コナンside

「蘭姉ちゃん!小五郎のおじさんは?」
「お父さんは少し遅くなるって!
コナン君テーブル片付けてもらえる?」
「わかった!」


蘭の言葉通りテーブルを片付けていた俺は、ふと今日の帰りのことを思い出した


帰り道元太達に巻き込まれて空き地にいる猫の様子を見に行く途中、ふと病院から視線を感じて顔をあげた

そこには何もなく、気のせいかと思った時
窓を開けて此方を見ている、女の子が目に映った

「(誰だ?あの子)」
確か彼処は個室で、今は誰もいなかった筈……新しい子が入ったのか
なんとなくだが俺を見ているように感じ、気になったので俺もその子を見ると


黒い髪に蒼い瞳
病院服で少しガリガリと言ってもいいほどの白い顔

すぐ元太達に呼ばれたからそれ位しか分からなかったが、あの時俺はあの子を見て何を思ったんだっけ


「コナンくん、どうしたの?」
「………あっ!何でもないよ、蘭姉ちゃん
少しお腹減ってて、何かなって思ってたの!」


蘭の声で思考が途切れたが、思い出した
俺はあの子を見て何故か何も思わなかったんだ

気になったのにふーん、とも思わない
俺は興味ないものを見た時の気持ちさえ、なかったのだ

「どういうことだ…?」
今になって思い出したそのことに戸惑いながら、俺は蘭のご飯を運んだのだった


○●○●○●○●○●
コナンが個室で誰もいないことを知ってる理由?
事件です(満面の笑み)

対処法が十二個→←対処法が十個



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ノルン(プロフ) - 面白い!続きが気になります、更新楽しみにしてます!! (2019年5月24日 11時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コリン | 作成日時:2019年4月17日 19時

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