恋人がガイコツになった【seventeen】 (ページ2)

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『え、え？？待って、一回名前聞いてもいい？
誰ですか？』

目の前に確かにある信じられない光景を見て
頭を抱える

ハロウィンはまだ先だよね？なんて変な考えが浮かぶ

jn「ジュンだよ！ムンジュンフィ！Aちゃんの彼氏の！ジュンピ！」

うん、確かに見ると、

声はもちろん、ちょっと理解しがたい動きをするのもジュンっぽい

しかも目玉だけある、だけどそのおかげでよりジュンらしく見える

例えばリメンバーミーのような感じ

それに私とお揃いのキーホルダーだってつけてる

それとやけに走り出すから皆より少し古く見えるローファー

あとガイコツになっても分かるくらい顔が良いのが分かる

流石ジュンピ、私の彼氏

jn「あ！手繋ぐ？手の大きさとかさ！肉無いからちょっと変わってるかもしれないけど」

肉無いから、とか、
そんな言葉人生で聞くと思ってなかった...

と思いながらも目の前に差し出されたガッツリ骨な手を見る

そこに手を合わせるとキュッと繋がれる

うん、繋がれたときの握り方も強さもジュンと
ほぼ似ている

jn「...A、やっぱり、嫌？こんな彼氏...
その、一緒にいたくない？」

隣から少しか細く聞こえた声

『ん～、いや驚いたよ？驚いたけど...別にジュンだって事は変わりないし、あんまり気にしないかな？意外と...w』

骨ばってるというか、骨の手をにぎにぎしながら答える

骨折したらどうなるんだろう、なんて考える

jn「...えへ、好き」

いつも触れていた手よりは細く頼りがいのなさそうな手にぎゅっと力が入った

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