恋人がガイコツになった【seventeen】 (ページ1)

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朝、部屋の外から聞こえてくる音で目が覚めた

昨日、いつ寝たのかを全っ然覚えていない
多分寝オチでもしたのだろう

『はぁ、学校ダル...』

と言いながらも適当にハンガーにかけられた制服に手を伸ばす

制服に着替えてダラダラと髪をとかしているときハッとしてスマホを手に取る

そこからカトクを開き"ジュンピ"と示される相手をタップする

ジュンピ改めムンジュンフィは私の彼氏なのです

顔良し、性格良し(たまに理解できないが)、
成績良し、人付き合い良し、etc.

というハイスペックすぎる彼氏

そして話を戻しますと、
昨日、私はジュンとデートをしたのです！

なので帰ったらカトクを送ろうかと考えていた矢先、寝てしまったと

ジュンからは何もメッセージは無し

ただ家を出る前にしたやり取りのメッセージが写し出される

今さらカトクを送るのも変だと思い、取り合えず
おはよう、と書いてあるスタンプを送る

それからいつも通りリビングへ行き、
朝食を食べて歯磨きをしてジュンが来るのを待つ

カトクを見るが既読はつかない

珍しい、いつもは数分で返信がくるのに

もしや寝坊していないよな？なんて考えながらいると

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

いつもと同じような時間にインターホンが鳴る

私はジュンがドアの前に立っている姿を想像して
すこし顔がほころぶ

早く顔が見たいと思いながらドアノブに手をかける

ガチャ

『ジュンッ、おはよ、......え？』

jn「あははっ、やっぱりそういう反応だよね

おはよ、Aちゃん」

えっ、..と？
私の目の前から発せられている声は確かに私の
大好きな彼の声だ

けど今私の目の前にいるのは、

真っ白な、ガイコツ....

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