三つ編み少女 ページ3
「よ〜し!学校終わった〜!」
伸びをしながら、帰りの準備をして廊下に出たその時…
「君!転校生?」
朝に会った三つ編み少女に話し掛けられた。
(そういえば、話し掛けるの忘れてた…)
三つ編み少女とAは違うクラスなのである。
「そうですけど…」
こめかみ辺りを掻きながら言う。
「君って…」
「妖怪…見えるよね?」
その少女はたしかにそう言っていた。
非常にまずい事態となった。頭が真っ白になった。
「___えっと‥」
何かを言おうとした…その時だった。
「ナツメ…」
Aと同じクラスの男の子が少女の名前を言った。
(ナツメさんって言うんだ…)
Aは思った。
「急に話しかけてすみません。」
ナツメと言う少女はAに言った。
「いえ!大丈夫です!私も妖怪、見えますから!」
そう言ってAは左腕に付けているエルダ零を見せた。
「放課後、暇?」
ナツメは首を傾げながら言った。
「はい!大丈夫です!」
Aは腕を組み直しながら言った。
「ありがとう!それじゃあ香住台の霧立神社に集合ね!」
ナツメは腰に手を当てながら言った。
(何で神社何だろう…)
そう思っていると後から
「Aさん。僕が霧立神社に案内しようか?」
Aに尋ねながら言った。
「えっと…大丈夫です!私霧立神社の近くに住んでるので…」
と申し訳無さそうに言った。
「トウマさん。じゃあまた…」
Aはペコリとお辞儀をしトウマを後にした。
「_____空天みたいだったな…」
トウマはポツリと独り言の様に言った。
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作者名:パンナコッタ | 作成日時:2023年3月11日 22時