04.スワメアとおにぎり その�� ページ6
─スワップナイトメアside─
比較的ネガティブが強めの世界の草原にて、僕は重い腰を地面へ下ろす。
今日も今日とて人様に迷惑をかけたクソ兄貴の尻拭いをする。そして毎度の事ながら、助けた住民に恨まれるわ石を投げられるわ罵詈雑言を吐かれるわで、ホントいい加減にしてほしい。
僕は自分の中にある暗い感情を薄めるため、持っている煙草に火をつける。
吸って吐けば、いかにも体に悪そうな色をした煙が空へ昇っていく。...あぁ、今日も疲れた。
──「あー、大丈夫か？」
スワメア「！！」
煙草を吸いながら項垂れていると、聞いたことのある声が頭上から聞こえた。僕は顔を勢いよく上げると同時に煙草を握り潰す。
クロス「うわっ、顔色ワルいな。こりゃ大丈夫じゃないな」
スワメア「クロス...さん」
そこには中腰で僕を覗き込んでいるクロスさんの姿があった。
どうしてクロスさんがこんな所に....？
スワメア「えっと、どうしてこんな所に？ここ、危ないのですぐに出ていった方がいいですよ」
クロス「んー？別に大丈夫だろ。人やモンスター居なさそうだし」
ストン、とクロスさんが僕の隣に座る。そして「食べるか？」と言って、おにぎりを差し出してくる。
スワメア「あ、ありがとうございます...」
クロス「まだまだいっぱいあるから、お代わりしていいぞ！んじゃ、俺もっ」
クロスさんはそう言い、カバンからおにぎりが入ったお弁当や水筒などを取り出した。
こんな量のおにぎり、いったいどうするつもりだったんだろう？どうみても一人で食べきれる量じゃない。
クロス「いやー、ちょうどお前が居てくれてよかった！作り過ぎちゃったから助かったよ」
スワメア「えっと、どうしてこんなにおにぎりを...？」
クロス「え？普通に外で一人ピクニックしたくなったから？」
スワメア「一人ピクニック...」
クロス「そ、いただきまーす！」
パクパクとおにぎりを食べ始めるクロスさん。僕もそれにつられ一口食べる。すると口の中がすっぱくなった。
どうやら貰ってたおにぎりの具が梅干しだったらしい。食べなれてなくて凄くすっぱくけれど、とても美味しい。
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匿名 - BLタグつけろよ、まじで。絡みなくても頼むわ (3月27日 8時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
れいちゃん - ｽｩ〜、、、神。甘えんボーンクロスくん、及び、クロス愛されまじで神。ありがとうございました。 (11月29日 21時) (レス) @page36 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロス愛され受けを布教し隊 | 作成日時：2023年10月27日 13時
