14.インクと感情の瓶 ページ26
─インクside─
クロス「いつも思うんだけど、それって美味しいのか？」
感情のインクを飲んでいた時、不意にクロスがそう聞いてくる。
インク「へっ？ど、どうしたのいきなり...？」
クロス「いや、なんとなく？」
コテン、と首を傾けるクロス。可愛い...！！
けど、なんて返したらいいんだろ。僕ってあんまり味覚ないからなぁ(汗)
インク「えーと、ちょっとだけ飲んでみる？」
クロス「飲む！」
僕が飲んでいた黄色のインク瓶をクロスに渡す。クロスは嬉しそうに少しだけインクを口に含んだ。
あれっ、これって間接キスなんじゃ...///
それに気付いた時には口から黒いインクが溢れ出ていた。オロロロrrrrr((
インク「っふぅ...あ、それでどうだった味は？」
クロス「暖かい味...ソウルポカポカするなぁ」
へにゃりと柔らかい笑みを浮かべて味の感想を言うクロス。
クロス「他のも飲ませてくれ！」
インク「いいよ、次はどれ飲む？」
クロス「うーん、ピンk((インク「それはダメッッ！！」
クロス「...じ、じゃあ青で」
インク「青ね、はい」
僕はクロスに青のインク瓶を渡す。
いやぁ、危なかった。コレはそういう感情のインクだからクロスが飲んだらどうなってたか。僕だって飲んだことは殆どないし。
クロス「インク〜！」
インク「なぁに、クロス...って」
クロス「涙が止"ま"ら"な"い"〜！！」
インク「あちゃ〜...(汗)」
ぐすぐすっ、と眼窩から大粒の涙を流しているクロス。僕は泣いてるクロスを抱き締めてよーしよし、と背をさする。
クロス「悲"し"い"味がす"る"〜！グスッ、う"ぅ"〜」
インク「そっかそっか、よしよし。大丈夫だよ、少し経てば治るからね〜」
クロス「ひっく、グスッ、う"ぅ"う"〜！」
この後三十分くらい泣き続けたクロスは、泣きつかれて僕の腕の中で寝てしまった。
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匿名 - BLタグつけろよ、まじで。絡みなくても頼むわ (3月27日 8時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
れいちゃん - ｽｩ〜、、、神。甘えんボーンクロスくん、及び、クロス愛されまじで神。ありがとうございました。 (11月29日 21時) (レス) @page36 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロス愛され受けを布教し隊 | 作成日時：2023年10月27日 13時
