10.闇AUと囚われのクロス姫 ページ16
─NOside─
とある昼下がりの日。
光AUと停戦同盟を組んでからは比較的大人しくなった闇AUの面々は、今ではのんびりとした日常を送っている。これには光AUもにっこりである。
だから今日も特になにもない、平和な一日を過ごすと思っていた矢先に起こった出来事である──
書斎にて。
書斎に置いてあるソファーに座り本を読んでいるナイトメアとクロス。
その時、パシャン、と液体が跳ねる音がした。音のした方に視線を向ける二人。その視線の先には、
インク「やっほー！」
笑顔で黒いインク溜まりから上半身を出して手を振っているインクの姿があった。
ナイトメア「げっ」
クロス「あっ、インク！いらっしゃい！」
インクの姿を見た途端に顔をしかめるナイトメアとは対照的に、クロスは笑顔で読みかけの本を置いてインクに駆け寄る。
インク「クロスは相変わらずだね〜♪」
クロス「ふへへ」
そう言ってインクはクロスの頭を撫でた。クロスは嬉しそうな声を漏らす。
インク「それじゃ──
行こっか」
クロス「...へ？」
──ﾎﾟﾁｬﾝ
ナイトメア「...は？」
沈む水音と共にさっきまで居たはずの二人の姿が消える。そこにあった黒いインク溜まりは見る影もない。
誘拐された。と気付くまで数秒も掛からなかった。
・
・
ナイトメア「という訳でクロスが小筆野郎に誘拐されたから取り返しに行くぞ」
キラー「一応インクって光AUだよね？」
マーダー「正義の味方がなに当たり前のように犯罪犯してんだ？？」
エラー「アイツの問題行動ハ今ニ始まっタ事じゃネェだロ」
キラー/マーダー「「確かに」」
リビングにて、クロス奪還作戦が決行されようとしていた。
ホラー「けどクロスがどこに居るか分かってるのか？」
ナイトメア「もちろん把握している。とは言っても、小筆が手紙と一緒に地図を置いてったんだよ」
エラー「ほォ。手紙にハなンテ書いテアるんダ？」
ナイトメア「そうだな。要約するとだな、“最近暇だからゲームを企画したよ！クロスを返してほしくばここまで来てね☆配管工ブラザーズ諸君”だと」
エラー「ク ソ が」
キラー「配管工って、僕らマ○オじゃないんだけど...」
ホラー「しかも暇って...」
マーダー「それでいいのかAUの守護者...」
一方、囚われのクロスは──
クロス「これ着たらいいの？」
インク「うん」
ドリーム「着たら悪いけど、この鳥籠風の檻に入っててね」
エピック「へへっ、こりゃ楽しくなりそうだな。Bruh」
フレッシュ「そうだな！！楽しみだYO！！」
普通に元気である。
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匿名 - BLタグつけろよ、まじで。絡みなくても頼むわ (3月27日 8時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
れいちゃん - ｽｩ〜、、、神。甘えんボーンクロスくん、及び、クロス愛されまじで神。ありがとうございました。 (11月29日 21時) (レス) @page36 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロス愛され受けを布教し隊 | 作成日時：2023年10月27日 13時
