07.マーダーと読み聞かせ その�� ページ11
─マーダーside─
マーダー「....」
クロス「すぅ...すぅ...」
小さな寝息をたてながら、俺の腕を抱き締め寝こけているクロス。どうしてこうなった....。
──遡ること数十分前...──
クロス「マーダー、これ読んで〜」
ソファーでコーヒーを読んでたら一冊の分厚い本を差し出してくる。俺はそれを承諾し本を受けとる。
にしても分厚い本だな。なんの本だ？
マーダー「“グリム童話”...？クロス、お前これどっからもってきた？」
クロス「書斎に居たナイトメアにオススメされたから持ってきた」
マーダー「マジか...」
アイツなんつー物をクロスに進めてんだ。これ子供向けじゃない方の童話だろ。
...取り敢えず、
マーダー「別のにしようぜ。これ読むも大変そうだから、な？」
クロス「...おー」
そんな残念そうな顔するな。これはお前にはまだ早い。そしてナイトメアには後で文句言ってやる。
最終的に『おしゃべりさん』という30話ほどの短い話が詰まった絵本を読むことに決まった。
俺は書斎にはあまり出入りした事ないが、絵本なんか置いてあったのか。クロス用か？
マーダー「それじゃ読むぞ」
クロス「はーい！」
横に座っているクロスは元気よく答えた。そして俺の肩に寄りかかり本を覗き込む。
やっぱり可愛いなコイツ...。
マーダー「“ちょうかん。おはよーございまーす！わたし、ちょうかん。あさ とどく、しんぶんでーす。”」
マーダー「“わたしの とくいなことは───”」
・
・
マーダー「“とうとうしぼんじゃった。また あえるといいね。バイバイ”...終わり」
ふぅ、この絵本いいな。今日の夜の読み聞かせの本、これにするか。きっとパピルスも気に入る。
マーダー「クロス、読み終わったぞ？また新しい本とってくる....寝てる」
いつも読み聞かせが終われば、なんらかの反応を見せてくれるのに、今日はとくに反応がない。俺から話しかければ、横には寝息をたてて寝ているクロスの姿があった。
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匿名 - BLタグつけろよ、まじで。絡みなくても頼むわ (3月27日 8時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
れいちゃん - ｽｩ〜、、、神。甘えんボーンクロスくん、及び、クロス愛されまじで神。ありがとうございました。 (11月29日 21時) (レス) @page36 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロス愛され受けを布教し隊 | 作成日時：2023年10月27日 13時
