柩の花嫁 【d!】

21 Bezaubernd ページ21

『馬は初めて乗ったけど凄い早くて揺れたよ！』





rb「せやかw ええ経験と思えばな」





『ロボロは今度私抱えて上げるから空の散歩しようね！』




rb「んーw空の散歩は遠慮しとくわ〜w


よし！できた！」




手先を器用に動かし完成させたのはみんなが着けてるインカムなるものだった





しっかり私の名前が小さく掘られている






耳貸してと右耳の髪を耳にかけられインカムを装着してくれる




非常にコンパクトでつけている感覚がないようなインカムだ




rb「試しにインカムに触れて話してみてや」





『あーあー、あいうえおー』





rb「うんうん、しっかり聞こえるわ」






ロボロは天才なのかもしれない……




ありがとうと彼の手を握ると彼はあからさまに顔を赤らめてくれた






可愛らしい初心な反応






tn「《Aどこにおる？？？》」





『いまロボロと2人っきりで内緒話してます！』






rb「いや、内緒話じゃ」


tn「《何しとんねんごらロボロｫ……》」




zm「《特定、監視管理部屋》」






sha「《お？血祭りにしてええん？》」





gr「《Aを独占していいと誰が許可した…？




総統命令、ロボロを見つけ次第食害の刑と処す！！！！》」





ひぇ……




『逃げる？』




rb「んもぉ〜、Aがややこいこと言うからやん！！！


ちゃんと弁解してや」





弁解……弁解……





『ロボロは私にインカムをつけてくれただけです！


悪くないのに攻める人は私嫌いですよ？





ロボロは私に嫌なことしないもんねー？

ロボロ好きよ』






ここまで言えば彼らも食い下がるだろう




rb「あば……す……へぇぇ……」




初心な彼は先程よりも顔を真っ赤に染め慌てふためいていた





よしよしなんて頭を撫でてあげると彼は言葉を発することすらやめた





なるほど、初心を極めるとこうなるの_____












…………か……？


















rb「A……






それはもう誘ってるって捉えるからな」







《ロボロは童貞やぞ！貞操が危ないぞ！》



《はやくアイツらのとこに走れ！》



《A、逃げ_______》







耳元の音が消える




rb「煽ったあんさんがあかんのやで






大人しく俺に食われり」








貪り食うようなキス




逃げなきゃなんて考えても手首を床に固定されビクともしない





瞳にハートを浮かべ嬉しそうに私を見る彼はまた恍惚な笑みを私に向けたのだ

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