°6話目:キャラバン ページ9
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〜リリ視点。〜
キャラバン、かぁ…。
別に参加するのはいい。
どうせよくわかんない世界なんだし、折角なら楽しそうな方を取るかな…。
『はーい！勿論いいですよ！』
断る理由もないんだし。
…まぁ、やらないといけない理由もないけど。
Aが行くなら私も必要だろうし。
ジャージを畳み終わり、風丸君に返そうとすると、
風丸「…その髪、どうしたんだ？ぼさぼさになってるぞ？」
『あ、あはは…ちょっとAにやられちゃって…。』
風丸「やんちゃなんだな。」
さっき慌てててわかんなかったけど、
風丸君って、すっごいいい子だな…。
笑顔もすっごいかっこいい…。
こういうのに女子はときめくんだろうな。
…いや、まぁ、私も女の子だけどさ。
『あ、そうだ、私もキャラバンに乗ることになったよ！』
円堂「えっ、そうなのか？！」
『うん！十倉リリです！よろしくね！』
「同じくキャラバンに参加します！山崎Aです！」
『私は選手として参加する事になるけど、
この子はマネージャーとして参加するよ！』
軽く自己紹介を済ませると今度はシカ公園内にある、大きいテレビみたいなものに宇宙人と呼ばれる対戦相手が映し出された。
あれが相手か…。1段と変わった頭してんな…。
なんかこう…思い出せないけど…
なんとなく美味しそう…。
やっぱりここの世界で1番視界に入りやすいのは、髪型だと思った瞬間だった。
──────
────
瞳子「参加してもらうけど、試合では流星ブレードは禁止よ。」
円堂「なんでですか！瞳子監督！」
鬼道「此奴のシュートは通用するはずです。」
『…わかりました。試合での流星ブレードは禁止で構いませんよ。』
円堂「お前まで…！」
『練習だったら、いいんでしょ？』
瞳子「ええ。流星ブレードの精度をあげてもらうわ。」
この監督にはなにか裏がある…。
流星ブレード禁止、という事は何か他の場面で使う機会が来るのかもしれない。
今さっき見たばかりのシュートなら、禁止なんて言わないはずだし。
…精度を上げる、か…。
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作者名：臨音 , 天然の砂糖水。 x他1人 | 作者ホームページ：ないよ
作成日時：2018年2月3日 20時
