【イナイレ】悪戯少女と猫被り少女。【不動明王】【基山ヒロト】 (ページ17)

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★14話目：ノリツッコミページ17

～Aside～

なんかシリアスな空気になってるな
この子には何かしらあったんだろうけど
うん、重い空気はなんとなく居づらい

｢リリ、ちょっと私離れるね｣

『うん、分かった』

不思議そうにリリが見ていたが私は黙ってキャラバンカーの後まで行った。
このキャラバン内では今かなり暖房がきいている。
暑がりの私は暑さの限界が来て暖房がかなりきいている前部分から離れたのだ。

｢前よりは涼しいかも｣

ぐでぇーっとだらしない座り方をしながらキンキンに冷えてる窓によりかかる
かなりやばそうに見えたのかどうかわからないけど木野さんと財前さんが心配そうにこっちに来た

秋｢山崎さん、大丈夫？｣

｢木野さん…と財前さん、大丈夫だよ、ちょっとのぼせただけだから！気にしないで！｣

塔｢塔子でいいよ！そうだな…あっ、私の水筒の水飲む？冷えてるから少しは涼むと思うよ！｣

そう言ってバッグをガサゴソと漁り水筒を渡してくれた。
……これ、水というより白湯じゃない？
水筒熱いよ？これはボケにのったほうがいいの？引かない？嫌な気分にならないかな？

めっちゃ綺麗な眼差しでこっち見てるんだけど…えぇ……くそっ！どうにでもなれっ！

｢わぁ、ありがとう塔子ちゃん！すっごいこれ冷たいね…！どれどれ…1口飲んでみよう！ってこれ白湯じゃないかぁい！｣

とても下手なノリツッコミを私は披露した
つ、辛い…恥ずかしすぎるっ！

｢すべった…消えたい…｣

秋｢山崎さん、そ、そんなことないよ、とても面白かった！｣

塔｢うわぁぁ！なんかごめん！渡した水筒間違えた！こっちだった！｣

慌てて、塔子ちゃんは水筒を取り替えてくれた。
うん、塔子ちゃんって天然なのかな…？
木野さん、必死のフォローありがとう、心に染みたよ…
本当に可愛い子達だよ

｢ありがとう、塔子ちゃん！木野さん！｣

黒歴史が新たに生まれた瞬間だった。