希望

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窓から覗き込む太陽が

俺の顔を眩しいくらいに照らしていた

眼を擦り、のびをする

座ったまま寝ていたらしい


「 ケツ痛ぇ... 」


身体を動かし撫でていれば

いつのまにか掛かっていた布団が俺の肩から落ちる

きっとあいつがかけたんだろう

昨日の甘えだしたあいつはなんだった...？

出会った時から布団に入る直前までは

正直気持ち悪かったのに

甘えだしたあいつは子どもみたいで

どこかかわいいと思ってしまった自分が


「 かわいいとか、ねえわ... 」


言い聞かせるように呟き、立ち上がる

身体のだるさはもう抜けていた

ふとあるテーブルを見れば一枚の紙とクレジットカードがある


" Aへ "


いつのまに呼び捨てにしてんだ


" おはよ〜！よく寝れた？？

急に韓国来たし、物も揃ってないから

置いてあるカードで適当に揃えてね！

あ、多分逃げるとかしないとは思うけど

念のためGPS、勝手につけちゃったㅋ

夜には戻るから待っててね〜！ "


逃げるも何も、ここどこかわかんないし

パスポートもどこにあるか分からない中で逃げられるかよ

嫌味に高いもの買ってやろうか

買うものもテキトーに調べておこう


" 夜にはメンバーも揃うから

皆にAのこと紹介するね "


ジミンくんに会えるのか

それはそれで嬉しい

まだ俺の名前、名乗ってないしな

それにしても、夜にはほかのメンバーにも会うのか

あのイケメン集団に

はぁ、逃げたい









。

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