『蛙が六匹』 ページ7
数ヶ月ぶりの脱走をしたフランを待っていたのは、川に流れる青年だった。
ただの青年だったならまだいい。
だが其の青年はフランにとって、良くも悪くも記憶に残っている人物だったのだ。
元ポートマフィア最年少幹部太宰治。
亡き叔父の親友で、フランにとっては苦手な部類に入る知人だ。
川を流れ、烏につつかれる太宰を見て、フランはぼそりと呟いた。
「何でこんな事してるのに死なないんでしょーかアノ人、、?」
作者は思う、太宰さんのそれはもう死神に嫌われるどころか視界にすら入っていないんだよと。
否、じゃなければ可笑しいだろう、普通の人間は数分間の潜水に耐えられないのだ。
作者は数分どころか三十秒でギブだ。
「、、、そーいやーアノ人、今何してるんでしょー?今度調べさせますかねー」
生憎と、フランは苦手な人物を助けるような御人好しではない。
フランは腰を上げ、止まっていた脚を川の上流に向け太宰を見なかったことにして歩き出した。
襤褸を纏った白髪の少年を視界の片隅に入れながら、、、、。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
威月 - ちょう面白いです!続き待ってます。頑張ってください!! (2020年12月9日 17時) (レス) id: 6561cece79 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 更新、がんばってください! (2020年4月13日 16時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - かなでさん» ありがとうございます。たしかに探偵社だとカオスですし、国木田さんの胃に確実に穴があきそうですねwww。更新がんばります! (2019年8月10日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - フランとリボーンが好きなので面白かったです。更新を楽しみにしています。 (2019年8月10日 19時) (レス) id: c0e56c43e5 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 探偵社に入社していたら毎日カオスですね笑。すっごく面白いのでこれからも自分のペースで更新してください!楽しみにしています! (2019年8月10日 15時) (レス) id: 5c0695dae3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:wayu0112 | 作成日時:2019年7月5日 10時