不思議な存在 ページ50
これだ…
この感じだ…
この芝居をして…
初めて納得して言えた気がする…
日本一の女優と呼ばれる人になると…
こうも簡単に作り上げられるのだろうか…
素直に凄いと思う…
直接どうしろという訳じゃない…
ただなんとなく…
自分がどうしたいかを引き出してくれる…
Aさんは…
本当に凄い女優だったよ…
ドンヘヒョン…
その日の全ての稽古が終ると、拍手が沸き起こる。
キュヒョンは監督に初めて褒められて、とても嬉しそうだった。
その夜。
一番最初に宿舎に戻って来たAとキュヒョン。
KH「まだ誰も帰ってなさそうですね。」
リビングの灯りを付けて、それぞれが部屋に荷物を置きに入る。
暫くして、キュヒョンはドンヘの部屋を叩いた。
KH「Aさん。食事でも行きませんか?」
そう声をかけて返事を待つ。
ところが、いくら待っても返事が来ない。
KH「Aさん…?」
キュヒョンはノブに手をかけて少しだけドンヘの部屋を開いた。
顔を覗かせて中の様子を伺う。
静かに足を踏み入れてベッドを見下ろした。
そこには服のまま、化粧も落とさずにベッドに身を預けては寝息を立てているA。
キュヒョンは思わず顔をほころばせる。
KH「あなたは…不思議な人です。」
起こさないように布団をかけると、部屋のカーテンを引いて、部屋の扉をそっと閉めた。
次の日。
まだドンヘの腕の中で気持ち良さそうに寝ていたA。
大きな音を立てて部屋の扉が開くと
YS「A!起きて!」
イェソンが大きな声をあげて飛び込んで来た。
RW「ちょっと!やめなよ…まだ二人とも寝てるのに…。」
リョウクが慌ててイェソンを追いかけてくると、腕を引っ張る。
YS「A!起きてよ!」
イェソンはリョウクが止めるのも無視して、Aを揺する。
その振動で
DH「…何……?どうしたの……?」
ドンヘが重たい瞼を開いた。
RW「ごめん…ヒョン…寝てるのに…。」
リョウクが申し訳なさそうに謝っている。
YS「ドンヘ、Aを起こして!」
DH「起こしてって…まだ6時だよ…?」
時刻は早朝6時。
仕事があったリョウクとイェソン以外はまだベッドの中だった。
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革ベルト
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潤羅(プロフ) - 前作といい今作も泣いてしまいましたTT (2012年7月15日 10時) (レス) id: 4f8561ebe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちょみん | 作成日時:2012年7月15日 8時