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嫌味 ページ38

ドンヘはその光景を見て微笑む。


あんな顔するんだ…


女優じゃなかったら…

結婚して…

家庭があってもおかしくないよな…


Aが子供を持ったら…

やっぱり女優にするのかな…


立ちあがって女の子に手を振るA。

笑顔の後に来る少しだけ寂しそうな顔にドンヘは首をかしげる。


結婚して…


普通に家庭を持ちたいと思った事はある…


けど…


私に普通の幸せなんか…


小さなため息をついて控室に戻ろうとするAの前に立ちはだかるマニ。


マニ「ご挨拶もせずに失礼を。マニです。初めまして。」


Aより頭半分くらいは大きいマニ。


含みのある笑顔を見せてAに握手を求める手を差し出した。


Aはその手を見てからマニの顔を見ると、軽く握る。

少しだけ口元を緩めると、すぐに手を離してマニの横を通り過ぎる。


ソファに腰を下ろすと細い足を組んだ。

ドンヘはAに寄り添うように、ソファの手すりに座る。


それを見たマニは少し不機嫌そうな顔の後、すぐに笑顔を作って


マニ「日本を代表する女優が、こんなところで何を?お仕事で?」


たっぷりの嫌味を素直に受け取るAは軽く笑い飛ばして


A「まさか。オフです。」


と返す。


DH「マニは俺達と同じ事務所の後輩だよ。」


ドンヘは横からそう教えてくれた。


SD「これでも割と有名な女優だよな?」


シンドンは茶化してみる。


マニ「失礼ね。超有名よ。」


マニはそう言って腰に手を当てる。

Aは黙ってマニを眺めていた。


マニ「それにしても、日本の女優って有名でも暇なんですね。韓国に来る程のオフがあるなんて。」


クスッと鼻で軽く笑う。


LT「おい。」


イトゥクは少し厳しい顔をマニに向けた。


マニ「あら、気分を悪くされたらごめんなさい。」


Aは暫くマニの嫌な笑いを聞いていたが、スッと立ちあがる。

ドンヘはAの腕を軽く掴んだ。


DH「A…。」


止めるドンヘの手を軽く振り払う。

マニと身体が触れそうな距離で足を止めると


A「日本の女優に喧嘩を売る暇がある韓国の女優も、随分暇よね。」


少しも引かない視線を投げてマニをじっと見上げる。

その一言で誰の目にも明らかに不機嫌な顔をするマニ。


Aは軽く鼻で笑い飛ばして


A「あら、気分を悪くされたらごめんなさい。」


と言ってマニの横を通り過ぎた。

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設定タグ:SUPERJUNIOR , ドンヘ , 妄想恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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潤羅(プロフ) - 前作といい今作も泣いてしまいましたTT (2012年7月15日 10時) (レス) id: 4f8561ebe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆちょみん | 作成日時:2012年7月15日 8時

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