台本の中の二人 ページ48
A「そんな事言ったら、ドンヘだって日本でも人気あるじゃない。」
DH「SUPERJUNIORの名前があるからね。」
明日になれば…
私たちはまた…
何事も無かったかのように
別々の道を歩く…
Aは浮きあがるような夜景をジッと見つめる。
それでも…
生まれた場所も…
見てきた風景も…
感じる事のひとつひとつまで…
まるで違う二人が出会って…
恋に落ちた…
ドンヘは真っすぐ前を見ているAの横顔を眺めていた。
DH「これで終わりじゃない…。まだ台本にしたら数ページだよ。」
ドンヘはAにそっと言葉を投げる。
二人の未来は…
決して平行線じゃない…
最悪な出会いが…
最高のパートナーになって…
ここで別れたとしても…
またきっと
巡りあえる…
必ず…
Aは潤んだ瞳でドンヘを見上げる。
A「何よ。かっこつけて。」
今にもこぼしそうな涙をためているのに、強がった口調。
ドンヘはそっと手を伸ばして、落ちそうな涙を指で払った。
DH「A…。」
俺は…
君を愛してる…
どこにいても…
君だけを愛してる…
ギュッと閉じた瞼から大きな涙が落ちる。
ドンヘはAを抱きしめる。
DH「大丈夫…。怖くない。何も怖くないよ…。」
君が言うように…
いつか…
君に相応しい存在になって…
必ず迎えに行く…
だから…
君は君の生きる道を…
ただ真っすぐに進めばいい…
俺は決して…
君を見失ったりしないから…
そう言われて、Aは泣き出す。
背中にまわす細い腕は、ドンヘの服を握りしめて、しがみついているようだった。
次から次へと落ちて行く涙を何度も指で拭ってあげる。
ドンヘはAの身体を抱き寄せた。
二人の顔がゆっくり近づいて行く。
Aとドンヘがその唇をしっかり捉えた時。
落ちていた観覧車のイルミネーションが灯ってゆっくり動きだす。
再び輝きだしたゴンドラの外には、数え切れない程のネオンのダイヤモンド。
Aの唇をそっと解放すると、頬を撫でで微笑むドンヘ。
DH「俺といる間は笑ってて。」
怒った顔も…
泣き顔も悪くない…
でも…
Aには笑顔が一番似合う
首に腕をまわして抱きつくA。
ゴンドラが下に着くまで、ドンヘはずっと涙にぬれるAを抱きしめていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >はるちょるさん いつもコメントありがとうございます＾＾ いやぁ…大げさですが嬉しいです/// (2012年7月15日 8時) (
レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
はるちょる(プロフ) - 感動感動です！本当ゆちょみんさんの作品は素敵です！大好きです！ドラマ化してほしいです^^できます！！！でも、自分役の人に嫉妬しちゃいますね(笑) (2012年7月15日 1時) (レス) id: 585b654a98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >うーたんさん いつもありがとうございます＾＾ アメブロの方が皆さんアクセスしやすければ戻してもいいのですが…。まだ続きますが、次回作も書いている最中です＾＾ (2012年7月15日 0時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >みやもさん コメありがとうございます＾＾ 読んでくださって嬉しいです♪最後まで見守ってあげてくださいね！ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >まおさん 切ないのはゆちょみんのお得意コースですからｗｗ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2012年7月12日 10時
