目標 ページ46
そう言われてAはドンヘの顔を見た。
A「似た事を…雪が言ってた。」
"撮影より…大事な事もある"
DH「雪さんは、Aを本当に大切にしてる。」
A「本当の姉さんみたいな感じなの。」
DH「あの人は、素晴らしいマネージャーだよ。」
雪がいたから…
私はここまで大きくなって…
雪がいたから…
私は女優でいられる…
雪の誇りである事が…
私の目標だった…
DH「じゃあ、雪さんの誇りになった今は？何が目標？」
そう聞かれて少し困った顔をする。
でもすぐに思いついた様子で、小さく微笑んだ。
DH「なんだよ？教えろよ？」
聞きたそうに顔を覗きこむドンヘ。
Aは立ち上がって、テラスの手すりから東京湾を眺めた。
DH「こら、教えろってば。」
ドンヘはAを追いかけて肩を抱く。
Aはもったいぶったような間を取る。
少し恥ずかしそうな顔をして
A「ドンヘが…韓国の仲間たちに自慢できる女優でいる事…かな。」
そんな風に言われると思わなかったドンヘは、思わず目を潤ませる。
Aを軽く抱きしめて
DH「バカ…。そんなの…もう充分達成出来てる…。」
と小さな声で言った。
心地よい海風が、二人の頬を撫でる。
降り注ぐ日差しの暖かさが、寄りそう二人を包んでいた。
少しずつ日が落ちて、辺りが暗くなっていくと、綺麗なイルミネーションが姿を見せる。
無情に過ぎて行く時間は、二人の口数を少なくした。
A「ねぇ、ドンヘ。」
Aは手を引いていたドンヘの腕を引っ張る。
DH「ん？」
足を止めてAに視線を投げるドンヘ。
A「あれ乗りたい！」
そう言って指差した先には、綺麗に輝く大きな観覧車。
もうだいぶ夜も更けていて営業も終わりかけた頃だったからか、人が少なかった。
ドンヘは二人分のチケットを係員に差し出す。
係員の女性はAとドンヘを見て嬉しそうな顔をしていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >はるちょるさん いつもコメントありがとうございます＾＾ いやぁ…大げさですが嬉しいです/// (2012年7月15日 8時) (
レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
はるちょる(プロフ) - 感動感動です！本当ゆちょみんさんの作品は素敵です！大好きです！ドラマ化してほしいです^^できます！！！でも、自分役の人に嫉妬しちゃいますね(笑) (2012年7月15日 1時) (レス) id: 585b654a98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >うーたんさん いつもありがとうございます＾＾ アメブロの方が皆さんアクセスしやすければ戻してもいいのですが…。まだ続きますが、次回作も書いている最中です＾＾ (2012年7月15日 0時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >みやもさん コメありがとうございます＾＾ 読んでくださって嬉しいです♪最後まで見守ってあげてくださいね！ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >まおさん 切ないのはゆちょみんのお得意コースですからｗｗ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2012年7月12日 10時
