本当の気持ち ページ5
雪「あの子が今女王の座に君臨し続けているのは、あの子が努力してるから…。」
だけど…
女王の座に上るまでは…
DH「雪さん…？」
雪はドンヘと視線を合わせる。
大きなため息をついてスーツのポケットに手を突っ込んだ。
DH「よく…話が見えません…。」
ドンヘは小さく首を横に振る。
雪「あの子は…女王の座にのぼりつめる為に…。」
自分の身体を売ってたのよ…
その一言にはさすがにドンヘも驚きを隠せなかった。
雪「そうやって掴んだ女王の座だから…。」
カメラとセットで作られた空間こそが自分の現実。
本当の自分と向き合わなければならない現実は…
あの子にとっては苦痛でしかない…
DH「…そんな…。だって…俺と居る時は、同じ空間にいる事すら辛そうだったのに…。」
指先が触れただけでリモコンを落としたり、階段の前から戸惑って動けないAを思い出してしまう。
雪「もう…終わった話よ…。でも…もしあなたがAに誘われたのなら…身体で応えて欲しくない…。」
もしまた…
身体で全てを解決しようとしてしまったら…
Aは…
現実の世界には戻れなくなる…
ドンヘは眠っているAの熱で火照った手を握りしめる。
DH「Aは…怖いと言ってた…。」
握った手が少し反応すると、ドンヘは小さく微笑んだ。
DH「一人だったのに…突然二人になって…また一人になることが怖いって…。」
雪は意外な言葉がドンヘから出てきて顔を曇らせる。
DH「雪さん…。」
俺は…
もう…仕事の域を超えてしまったから…
ドンヘは雪の顔を見る。
雪「ドンヘくん…？」
もし…
過去の自分を切り捨てる為に…
カメラの前とセットの中を現実にして…
リアルな自分から逃避しているのなら…
やっぱり俺は…
俺といる今を…
Aの現実にしたい…
DH「俺は…Aを愛してる…。」
雪はとても驚いた表情を見せた。
雪「…本気…なの…？」
ドンヘは少しもためらわない顔で微笑んで
DH「本気です。」
とハッキリと言葉で返した。
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ゆちょみん(プロフ) - >はるちょるさん いつもコメントありがとうございます＾＾ いやぁ…大げさですが嬉しいです/// (2012年7月15日 8時) (
レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
はるちょる(プロフ) - 感動感動です！本当ゆちょみんさんの作品は素敵です！大好きです！ドラマ化してほしいです^^できます！！！でも、自分役の人に嫉妬しちゃいますね(笑) (2012年7月15日 1時) (レス) id: 585b654a98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >うーたんさん いつもありがとうございます＾＾ アメブロの方が皆さんアクセスしやすければ戻してもいいのですが…。まだ続きますが、次回作も書いている最中です＾＾ (2012年7月15日 0時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >みやもさん コメありがとうございます＾＾ 読んでくださって嬉しいです♪最後まで見守ってあげてくださいね！ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >まおさん 切ないのはゆちょみんのお得意コースですからｗｗ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2012年7月12日 10時
