ダウン ページ3
A「…どいて…もう凛が迎えに来る…。」
DH「今日はここにいろ…。」
A「どいて……。」
DH「A！」
少しも譲ってくれずに大きな声を出すドンヘに
A「一度寝たくらいで…彼氏ヅラしないで…。」
と冷たく言い放つ。
会話を聞いていた雪は、今のAの言葉に反応して携帯を見た。
寝た…？
Aが…
ドンヘくんと…？
DH「なんでそんな言い方…。」
話がこじれそうな雰囲気が漂うと、家のインターホンが鳴る。
A「どいてよ！」
DH「行かせないって言ってんだろ！」
ちっともどいてくれないドンヘの腕を思わず掴む。
腕に触れたAの手の体温がやけに熱くて、ドンヘはAの腕を掴み返した。
DH「A…。」
Aはハッとしてドンヘが体温の事を言う前に、腕を振り払う。
ドンヘの手が離れたノブを回して玄関にすかさず向かうA。
ドンヘは追いかけてAの腕をもう一度掴んだ。
DH「ちょっと待て！お前体調悪いんじゃないのか！？」
A「だから…？」
DH「余計に今日は家で休め！」
A「大きなお世話だっていってんでしょ！！」
勢いよく振り払った腕。
力を入れたら身体がふらついて、視界も歪んだ。
踏ん張ろうとしても身体に強い脱力感。
数歩よろけると、その膝がガクッと落ちた。
DH「A！？」
慌てて抱きとめるドンヘ。
Aはドンヘの腕を支えに、身体を起こす。
A「大丈夫だって…言ってる…で……しょ………。」
目の前が白くなっていくような感覚で、自分の意識とは関係なく瞼が落ちて行く。
Aの身体の力が全て抜けると、そのままドンヘの腕に倒れ込んだ。
DH「A！？」
ドンヘはAを抱きあげて玄関を開ける。
眠たそうな顔の凛は、飛び込んできた状況にきょとんとする。
凛『ど…どうしたんですか…。Aさん…？』
ドンヘの腕の中でグタッとしているA。
DH『車、出してください！』
かたことの日本語。
凛は何度も頷きながら急いで車の後部座席を開けた。
ドンヘは家の中に戻って携帯を握りしめて、凛の運転する車に飛び乗る。
DH「雪さん！聞こえてますか！？」
雪「聞こえてるわよ…どうしたの！？」
DH「Aが倒れて…今凛さんがいるので、病院へ…。でも俺説明出来ないから…。」
携帯を凛に渡すドンヘ。
凛は真面目な顔で何度も頷いて、雪の言われるがまま車を走らせた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >はるちょるさん いつもコメントありがとうございます＾＾ いやぁ…大げさですが嬉しいです/// (2012年7月15日 8時) (
レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
はるちょる(プロフ) - 感動感動です！本当ゆちょみんさんの作品は素敵です！大好きです！ドラマ化してほしいです^^できます！！！でも、自分役の人に嫉妬しちゃいますね(笑) (2012年7月15日 1時) (レス) id: 585b654a98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >うーたんさん いつもありがとうございます＾＾ アメブロの方が皆さんアクセスしやすければ戻してもいいのですが…。まだ続きますが、次回作も書いている最中です＾＾ (2012年7月15日 0時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >みやもさん コメありがとうございます＾＾ 読んでくださって嬉しいです♪最後まで見守ってあげてくださいね！ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >まおさん 切ないのはゆちょみんのお得意コースですからｗｗ (2012年7月14日 22時) (レス) id: e0d8d6d975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2012年7月12日 10時
