【Wrwrd】我らの仲間 (ページ40)

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３９.鬱であるが故に(7) ページ40

それから10分後、雨はますます激しくなり水溜まりができてきた。

大先生は以前として座ったまま。

何を話しているかは分からないが、きっと頑張ってくれているはずだ。

マットの準備は出来たが、なんせこの高さだ。

骨折は免れないだろう。

幹部も大先生からは見えない場所で様子を伺っている。

・

それは、突然だった。

居眠りをしてしまったかのように、ぐらっと前に倒れた。

ハッと息を吸い込むと同時に体が動いていた。

土砂降りなはずの雨の音なんて聞こえない。

大先生以外の色なんて見えない。

ただ上に一直線に飛んでいた。

｢大先生!!!｣

・

((ﾄﾞﾝｯ!!!!!!

貴方｢ヴッ｣

ut｢あ、れ…………カミラちゃん…………｣

｢大丈夫かー？！｣｢ペ神呼んできてー！｣

貴方｢大先生……｣

ut｢なんで、なんでや、なんでﾀﾋなせてくれんかったんや！！！！｣

ピタっと、空気が止まった。

ut｢僕は、ダメなんや、だめ、生きてもなんも、できんから、だから、ﾀﾋのうとして｣

((ﾊﾟﾝｯ

貴方｢いい加減にしなさい！！！！！！｣

｢あんたはいつもそう、人の目ばっか気にして自分の主張しないで塞ぎ込んで……貴方の近くには誰がいるの私でしょ？！少しくらい頼りなさいよこのバカ、いっつも言ってるじゃない、いい加減聞き分けなさい………………｣

我慢がきかなくなった。

頬を叩いて肩をつかんで無理矢理上を向かせて。

今の大先生にはやっちゃいけない事だって分かってる、分かってるけど、伝えなきゃいけなかったんだ。