【Wrwrd】我らの仲間 (ページ4)

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３.お勉強(2) ページ4

貴方｢昨日は夢とか見た？｣

cn｢はい、でも、覚えてなくて…｣

貴方｢夢なんてそんなものだよね｣

まずは他愛もない話で緊張をほぐそうとする。

そう、ほぐそうとするのだ。

チーノは、外交官になる為のお勉強になると、急に縮こまる。

私に対して緊張しているのか、これから外交官になることに緊張しているのか分からないが、いつまでもこのような態度を続けられても困る。

早く慣れて貰わねば。

自然的に、世界各国の情勢や、1つの国についでの話に入っていく。

質問を交えながら、ちゃんと応答ができるか見て、聞き、ノートにメモを取る。

チーノにノートは取らせていない。

私が書いているのは単なる評価だからだ。

前投げかけた質問も混ぜている。

ちゃんと覚えているかどうか。

そして、前と同じ答えをしないか。

貴方｢次は、s国についてお話をしましょう。
予習しておくように｣

cn｢はい！ありがとうございました！｣

今日のお勉強は終了だ。

今日の評価を書いたノートを渡す。

パラっと見たチーノは、がくっと肩を落とした

cn｢まだまだやな〜俺｣

貴方｢ま、最初はそんなもんよ。頑張れ新人｣

cn｢うっす…｣

幹部になったから、仲間になったからといって甘く見ない。

指摘するべき所ははっきりする。

きっとこれからチーノは、また図書館に夜まで籠るだろう。

予習のために。

そろそろお勉強だけじゃなくて、護身術とかも学ばせるか。

今後の予定を立てながら、会議室を後にした。