【Wrwrd】我らの仲間 (ページ28)

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２７.理由ページ28

side shp

cn｢そういやショッピくんて、なんでこの軍入ったん？｣

とある日の昼下がり。

チーノと俺は射撃場でチーノに銃の扱いやらを教えていた。

そしたら何を思ってか、そんな質問をしてきたのである。

shp｢なんで今｣

cn｢いや、コネシマあたりが自分が勧誘された時のことを永遠と話してきたらから……｣

shp｢あぁ｣

入ってきたばかりの新人に何してんだ。

いや自分のときもそうだった気がするが。

絶対に隠さないといけないことでもないし、教えてやるか。

shp｢そうやな……｣

ー

shp｢あーーー、だりーーー｣

兵士用の宿舎裏。

お気に入りのおサボりポジションとなってしまったそこは、草はボーボーだし虫飛んでるしタバコつけて一歩間違えたら大火事だし、
快適とは言えないが、サボっているなら順当な場所だろう。

そこで俺は考え事をすることが多かった。

上手くできない周りとの人付き合いのこととか、迎えに来るとか言って3年くらいなにもアクションがないクソ先輩のこととか、何かと嫌味を言ってくる上官のこととか、

今思えばめちゃくちゃしょーもないこと考えてたなと思う。

フーっと紫煙を吐き出せば、招集を知らせるベルが鳴った。

shp｢……ﾁｯ｣

まだまだ吸えるタバコの火を無理矢理消して立ち上がった。