【Wrwrd】我らの仲間 (ページ25)

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２４.強さ(3) ページ25

暫く睨み合った後、観念したようにため息を吐き、スーツを脱いで銃などを置き始めた。

なにこの数……あんな華奢に見えて、スーツの下には大量の銃やらナイフやら仕舞っていたなんて。

この人、非戦闘員じゃないの？

｢それで全部か｣

貴方｢えぇそうよ。本当にこの子たちには手を出さないんでしょうね｣

｢お前が大人しくしてさえくれればな。おい、アレをしろ｣

貴方｢っ、何？！｣

｢なぁに、もしも暴れだした時の為のおクスリだよ｣

1人の男がカミラさんを押さえ付けて首に何かを注射する。

良くない物だってことは、この場にいる全員が理解していた。

なんで、大人しくしているんですか。

私達がいるからですか。

やめてくださいよ、そんなの。

｢もうじき体に回り出すだろう。次に目覚めた時は、こちらの手の中だ｣

カミラさんに手錠をかけて、部屋を出ていこうとした瞬間、

｢カミラ！！！！！！！｣

大声を上げて入ってきた人物。

ゾムさん。

予想外の侵入者に、敵が一瞬歩くのをやめた。

その一瞬をカミラさんとゾムさんは見逃さなかった。