１９.暑い日(2) ページ20
shp｢だそうですよ、カミラさん｣
貴方｢いや、ショッピくんに言ったのよ｣
kn｢お前ら何しとんねん｣
ゾムが水風船を両脇いっぱいに抱えて走ってくるのが見えてから、私とショッピくんで背中の押し合いをしていた。
zm｢な！しよや！！！！｣
貴方｢ごめんけど、夏バテ中｣
shp｢俺もっす……｣
できるだけ目を合わせないようにしながらお断りをいれる。
水風船は涼しくなるかもしれないが、動き回るのが嫌だ。
それに今は休憩時間だ。
少しでも体温を下げさせてほしい。
zm｢えー……じゃシッマしよ！！｣
kn｢なんでやねん！！！！！！｣
sha｢俺もやる！！！！｣
あぁ、どんどん集まる……
gr｢私も参加したいゾ！｣
…………は？
貴方｢なぁんで貴方がここに居るんですかねぇ｣
gr｢うげっ、カミラがいたのか…｣
貴方｢うげっとはなんですかうげっとは！！｣
gr｢ま、待ってくれ！今は休憩時間なんだ！｣
貴方｢それじゃトントンには許可を貰っているんですね？！｣
gr｢そ、それは｣
((ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟ-ﾝ
tn『グルさァァァァん！！！ちょっとお話しましょうかねぇぇ！！！！！オラ大先生もねんなやゴルァ！！！！』
ut『ひゃい！！！』
突然流れてきた放送に、その場にいた全員の視線が総統に集まる。
貴方｢と、トントンが仰っていますが？｣
gr｢いや、あの、それは……｣
((ﾊﾟｼｬ
zm｢そんなことより！水風船しよや！！！｣
横から飛んできた水風船は、見事私の頭に当たった。
貴方｢ゾ〜〜〜ム〜〜〜やったわねこの！｣
それがスタートの合図だった。
トントンの放送も忘れて水風船で遊んだ私達は、ちゃんと粛清された。
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作者名：わを | 作成日時：2020年7月12日 1時
