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簡単に言えば、姉妹のように距離の近い関係である。
結夢がいろはに懐いており、いろはは妹のように可愛がっている、というのがこの二人。
わんこのように会いに来てくれる結夢をいろはは二人目の妹のように思っており、そんないろはを一人っ子である結夢からすれば姉のように思っているようだ。
そんな姉妹のような二人だが、互いが結構ベタベタであり、スキンシップが激しい。
というのも、結夢は元々スキンシップが多い人物ではあるのだが、そんな結夢に負けないほどに、いろはもスキンシップが多くなるのだ。
それは、ギューされたらギューし返すほどであり、どうやら、ハグや頭を撫でることが日常茶飯事のようになっている様子。
とにかく距離が近い、近すぎる関係となっている。
また、歌があまり得意とは言えないいろはのために、結夢が歌を教えている関係でもある。
結夢は、自分が苦労した点などを交えながら頑張って語彙を絞り出しているようで、息継ぎでミスをするいろはに、息継ぎのタイミングから一生懸命教えてくれている。
いろはも、その気持ちに応えるように、一生懸命頑張ろうとしているようだ。
いろはの歌声は結夢のおかげでものになっている、といっても過言ではないだろう。
お互いのために努力し、高め合えるような仲である。
また、教え教われの関係だけでなく、動画の切り抜きがあげられるほど、一緒に歌を歌う仲でもある。
いろはは声が低く、ハモリが得意であり、結夢は声が高く、高音が得意であるため、互いに反対ではあれど、一緒に歌っていて楽しいと感じるようだ。
どうやら結夢は、いろはの低めの声を羨ましく思っており、いろはも結夢の高音を綺麗だと思っているらしい。
互いに互いの声が素敵だと思いながら歌を歌っているのだとか。
ペア名は、百人一首の一つ「この度は 幣もとりあえず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」という歌から付けられている。
幣は元々麻で作られていたことからいろはのモチーフである葉、麻を捧げる神様から結夢の一人称、というようにつけられたペア名となっている。
結夢ちゃん ⇄ いーちゃん いろちゃん
「結夢ちゃん、こちらに来てくれますか? ……ギュー。…………急にハグしたくなってしまって、すみません。今日は少し疲れてしまいまして、アイドルとしてこのようなことでくたばっていてはいけないのですが、少し元気が出ました。ふふ、結夢ちゃんは今日も可愛いですね」
「結夢ちゃん、結夢ちゃん。なんと、結夢ちゃんのおかげで、本日のライブはなんとかスムーズに歌えることができました。ありがとうございます。お時間あれば、また歌を教えてくださいね」
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