｜ ページ34
簡単に言ってしまえば、親子のような関係をしている二人。
しっかり者のいろはがひなたの保護者のような立場をしており、よく褒めていたり、お叱りを受けている場面を見られることも。
よく見かけるのは、ライブ後にひなたのダンスに関して褒めているところだろう。
いろははその際、「流石ですね」「かっこよかったです」という言葉をよく発している。
運動、ダンスをメインとして活動しているいろはからすれば、ひなたは、かっこいいのである。
また、叱る際はもちろん「こら」から始まるわけだが、それはそれはなんとも優しいお叱り方らしい。
いろはらしい、本当に叱っているのかわかりづらいほどの叱責であるのにもかかわらず、ひなたはしっかりそれを受けて反省してくれるため、いろはは珍しく自分の叱責が通っているから、と少し嬉しがっていたりする。
野菜嫌いなひなたと野菜好きのいろはという真逆の観点から、よくいろはが、ひなたから野菜を頂くようなところも見受けられる。
正直win-winの関係であるが、いろはは周りに言われてようやく気づく。
これは、ひなたの為になってはいないことを。
少し貰って少し食べてからハッとして「野菜は食べなければなりません」と注意する、なんてことがあるらしい。
これは定番の流れであり、ネタとしてではなく、普通にやってしまっているところが、正直驚きである。
野菜を食べたい欲が、抑えられていないのだろうか。
それだけでなく、二人は、よくスポーツセンターに一緒に行ったり、一緒にランニングをするような仲でもある。
普段からスポーツセンターに通い詰めており、休日は運動をしているひなたが、運動好きのいろはを誘うことが多いようだ。
勿論いろはは、予定がない限り、喜んで一緒に運動をきている。
本人曰く、青春なのだそう。
SNSアカウントには、よく一緒に運動をしているといった投稿がなされていたりするのだとか。
ペア名はそれぞれの名前、「若"葉"ひなた」と「松"葉"瀬いろは」の中に、共通の"葉"が入ってたことが由来で付けられたとされている。
ひなたちゃん ⇄ いろは先輩
「ひなたちゃん、ライブお疲れ様でした。今日も素敵なダンスでしたね、かっこよかったです。わたくしも、もっとひなたちゃんの様なダンスができるように頑張りたいです」
「野菜をくださるのですか？ ありがとうございます。それでは……って、こら。ひなたちゃん、いいですか？ 野菜は食べなければなりません。栄養満点で、とても健康に良いのですよ？ ……これは、ひなたちゃんの為なのです………ひなたちゃんの為なのです」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
