【いしゅえんCS】狂い乱れた恩寵

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こんな気性の荒さからは想像できないほど結構真面目な性格をしており、周りにはよく驚かれている。
命令はしっかり聞き、仕事はしっかりこなし、ルールは守る。
そう、彼はこの真面目さからか、ルールを破ったり、異種の中での道徳心に欠ける行為をする奴が嫌いである。
何のためのルールだ、何のために法律があると思っているのか、と考えてしまうほど真面目ちゃん。
また、半異種を作らないのもこの真面目さが影響している。

そしてキツいあたりをしてくる割には凄く優しい。
なんだかんだ困っている人は見過ごせない。
まあ、これに関してはうじうじしてる奴が嫌い、というのもあるかもしれないが、それでもそういう者を助けるのは優しさだろう。
しかしその優しさはあまり相手には伝わっていない。
理由は単純、なんか怒っているように感じるから。
こちら側は助けられたとしても、ごめんなさい、である。

しかし、気性の荒い性格から納得出来る部分もある。
それは彼に戦闘好きな一面があるところ。
一応ロスリット最高評議会という立場であるため、自ら争いを招くようなことはせず、それが犯罪であるならば尚のこと乗らないが、まあ喧嘩は売られたら買うだろう。
まあ、喧嘩を吹っ掛けてくるような奴は少ないため、基本見る専になっている。
とはいえ、やはり見ていると体がうずうずしてきたり、そのやり取りに興奮したりすることはあるだろう。
確かに何百年も前は若かったからか、見ては手を出しそうになり問題を起こしかけたが、流石に今は我慢できている。
見るだけで満足することが出来ている。
手を出せるのであれば快感の何ものでもないだろうが。
実際、ウロボロス戦闘団と人間解放軍との戦闘は凄く楽しそうに眺めていた。
戦闘や争いごとを見た後は、満足しているのかだいたい気分が良い。
しかし気持ちは収まっていないので、今喧嘩をふっかけるような真似は自さつ行為なのかもしれない。

戦闘好きと聞くと、一見脳筋に思われるかもしれないが、結構頭脳派。
状況をしっかり把握し、ある程度作戦を考えてから行動するタイプ。
議会で案を出す際も、通る可能性を考え、そのための証拠や根拠を集めて出すようにしていたりしている。
こんなところでも真面目な性格が現れている。

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