【いしゅえんCS】狂い乱れた恩寵

｜ 異能 ページ2

【異能】




簡単に言ってしまえば、触れた物を別の物へと変換する異能。
異能の発動は簡単。
変化させたい物を想像して、変化させる物を触れるだけ。
触れる場所は、さすがに髪や毛は不可能だが、体であればどこでも可能。
それだけで、銀製品出ない限り、どんな物であったとしても簡単に別の物へ変化させることができる。
しかし、この異能が発動するには条件が3つある。

条件1、変化させる物がどういう物なのか理解している物であること。
名前しか聞いたことない物、どんな形をしていたか覚えていない物などは変化させられない。
また、構造もある程度理解していないと、変化したり物がその物として成り立たないことがある。
つまり何も役に立たない、形だけの物になることがある。

条件2、触れた物が「物体」であること。
一般的に目視できる、実在している、形がある。
そういった物は別の物に変換可能。
この異能は固体で形があるから成り立つ異能であり、液体や気体を別のものに変えることは難しい。
ただ、生物だけは少し特殊であり、生きている物は変化させられない。
亡くなっている、既に死んでいれば可能だが、どうして変化させられないのかは不明。
ちなみに、こちらも理由は不明だが、銀製品は変えたくとも変えられない。

条件3、触れた物が変化させようとしている物と同等の質量であること。
例え1つの物体であったとしても、変化させる物の質量によっては1つの物から2つの物になったり、3つの物になったりする。
そして少しだけならともかく、あまりにも質量が違う物へ変換すると、上手く変化させられなかったり、物が直ぐに形が崩れたり、脆かったりしてしまう。

この3つの条件を満たすことによって、異能が発動し物の変化を可能とする。
本人はよくこの異能を、近くにあった物から武器に変える、といったことに使うことが多い様子。
そして彼は、この異能を使えば貨幣紙幣など簡単に作れるというのに、一回も作ったことがない。
どうやら作りたくも無い様子、いい子。
また、このように何かと便利すぎる能力であるため、半異種を作ったことはない。

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