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「なっ、これは苺か!? こんな品物、一体どこで……そ、そうか、なるほど。は〜これは驚いた。いや、すまない。僕は苺が大好物でね、まさかここで食べられるとは夢にも思っていなかったんだ。とはいえ、本当になんでもありだな、
「それにしても、君の礼装かっこいいな。[名前]君に凄く似合っているよ。いやしかし、僕の礼装も類を見ないほどかっこいいと結構気に入っていたが、同等のかっこいいものがあるとは…………ん? 何だ、さっきから。何故そんな嫌そうにしている、本当に心の底から思っているんだが? ……ふむ、そういう話では無いのか。では尚更、何故嫌なんだ。君は不思議な子だな」
「……! 見ろ、[渾名]、馬だ! まさかまさか、こんなところで会えるなんて……ああ、なんてかっこいいんだ君は…………しかも、芦毛じゃないか! 綺麗な色だ、凄くかっこいい。ははっ、そうかそうかここには沢山馬がいるんだな! …………どうした、[渾名]。……そうだな、これは『お馬さんキーホルダー』らしい。それがどうした、キーホルダーだろうが、何だろうが、馬は馬だろう。君は馬を馬鹿にする気か、好きなものを馬鹿にされるのは嫌だぞ、僕は。…………ははっ、冗談だ、別に馬鹿にされたとは思っていない。キーホルダーであっても、馬は魅力的に感じてしまうんだ。買いたいが、手持ちの金は無いな…………ちょっと悲しい」
「あ、待ってくれ。その……着替える時はひとりにさせてくれ。たとえ異性でなくとも、だ。結構気にするたちでね、申し訳ないんだが……いや、別に恥ずかしいわけじゃ……いや、そうだな、恥ずかしいんだ。恥ずかしいからすまないがひとりにさせてくれないか。…………嘘だとバレているのなら、それほどの理由があることくらいわかるだろう? 頼むよ、体見られるの嫌なんだ」
「火は…………綺麗、だな…………」
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