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勝負事において負けず嫌いな部分がある。
負けたままを嫌い、勝てるまでやろうとする。
ただそんなことをしていたら終わらないので大体止められる。
負けたままだと少々不機嫌が続くが、しばらく経ったら落ち着いている。
そして切り替えているため、仕事している時はそんな様子が一切見られない。
ただ負けているという事実は永遠に覚えている、忘れない。
相手は覚えてないことが多いが、こっちは覚えているのでいつか勝ちに来る。
また白夜には少々戦闘狂な部分がある。
普段戦闘は仕事の一つで、暴れている亡者を抑えるために必要な行為であり、それ以外は周りに迷惑をかけてしまうものである。
したいと思ってするものでもなく、せざるを得えない状況の時にするもの。
それを理解しているからこそ白夜はこの感情を特に嫌い、抑えようとしている。
普段はちゃんと抑えられている。
ただ、あまりにも長期戦となるとちょっと危うい。
戦闘は一番その人の内面が見られる、その人のことを詳しく知れる。
その人の状況によってその人の感情はコロコロ変わる。
人の感情の揺れを見るのが楽しい。
だから戦闘が好き、戦闘で感情変化に興奮し快感を覚えてしまう。
ここまで来ると、気が収まるまで止まれないそう。
生者や閻魔大王により生まれた冥衆に関しては、生きているのだから人生を全うして欲しいと思っており、死者である冥衆に関しては、死因は様々ではあるが、せめてこの時だけでも幸せでいて欲しいと思っている。
獄丁へは、ただただ笑っていて欲しいと思ってる。
それが仕事で叶わないとしても、白夜は彼らの幸せを願う。
地獄にいる亡者に関しては、少々優しい面を見せるが、一度やらかしている亡者に関しては、もうどうにでもなれ。
獄丁の手を煩わせたことを、彼はずっと覚えている。
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