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▼能力 ページ2

【能力】
狼藉幽閉(ろうぜきゆうへい)

読んで字のごとくではあるが、端的に言うと独自の空間を生み出し、そこに人を取り込む能力。

自分の半径2mにいる特定の人物を想像し、能力を発動しようとすると、手のひらから白い球体が生まれる。
真っ白で曇りひとつもないその球体は、色からは想像つかないほど禍々しさを放ち、実体を持たず、触れられない光のようなもの。
その球体を作り出したその瞬間、白夜が思い浮かべた人物を球体が飲み込むように覆いかぶさり、独自の空間に引きずり込む。
第三者から見れば、白夜の前で突然人が冥府から消えるように見えるだろう。

どこに存在するのか、ましてや本当に存在しているのかすら不明の少々怪しいそんな空間内は、物一つ無く真っ白。
また中も同様どこか禍々しく、長時間滞在すると気が狂ってしまいそうになるほどのものとなっている。
浮遊感はないため立っている感覚はあるが、視界からの情報がないため、床や壁なども確認できない。
不安定な情報がより一層精神に影響してくるだろう。

昔はこの能力を使用すれば吐血し、体が動かなくなって戦闘不能になるほど反動がでかかった。
空間も一人入れるのに精一杯。
それに加えて使用後は、一週間の身体能力の低下と治癒速度の減速。
その体への影響はまるで人間に戻ったよう。
あまりにも反動がでかいため、教育と訓練を受けていた頃は、能力使用した仕事は不可能だと言われていた。
しかし白夜は、能力をうまく扱えるようになるため、痛い、苦しい、辛い、そんな感情を押し殺し、体がある程度治った瞬間に能力を使うことを繰り返していた。

今となっては吐血することもなく、身体能力の低下や治癒速度の減速はあれど期間は半日。
入れられる人数もどんどん増えて、今では範囲内にいれば何人でもいけるようになった。
ここまで扱えるようになったのは、きっと努力の賜物であろう。

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作者名:渡邊 | 作者ホームページ:ーーーーー  
作成日時:2023年5月22日 16時

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