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【備考】
■家族構成
父:和歌月
母:和歌月
父、母、そして彼女の三人家族。
彼女の両親的には彼女の兄弟を沢山作ろうと考えていたそうだが、色々あって彼女は一人っ子になった。
そのため、彼女は老舗旅館を継がなければならないという使命が付き従っている。
祖父母はいるものの、同居はしていない。
どうやら彼女の祖父母は、彼女の両親に仕事を継がせた後、遠くの県に住むことにしたそうだ。
そのため、彼女は連絡はとったことはあるが、実際に会ったことは少ない。
父親は冷静沈着という言葉が似合う方であり、少し冷徹な性格をしている。
旧姓は「浮石」であり、浮石家は先祖代々食事処を営む、そこそこ有名な家系なのだそう。
そんな浮石家の次男であったために、婿に行くことが許されたのだろうか。
ちなみに現在の浮石家は彼の兄が当主なのだそう。
さて、そんな父親だが、実は極度の親バカである。
普段はまるで家のためならなんだってやるかのような態度をとり、そのためなら自身の子供など関係ないかのような行動をするのだが、本当は家族の中で一番娘想い。
家族が一番、そして娘が一番。
外面では、あまり愛情を注いでないように見せておいて、内面とても彼女のことを気にかけている。
恐らく「お前に娘はやらん」とか言ってしまうタイプなのかもしれない。
まあ、蝕花病も治してあげたい、治して欲しいと思っているため、すごく葛藤はしていると思うが。
それに対し母親は父と真逆のような性格をしており、ふわっとしていて温厚な性格。
包み込まれてしまうような優しさと、穏やかさを兼ね備えており、どこか天然じみたところがある。
和歌月家の長女であり、そのために親の命令で彼女の父と結婚して家を継いだ。
まあ、いわゆる政略結婚、しかし互いに愛情があったため、幸せな結婚と言えるだろう。
この話はさておき、そんな彼女の母は父ほど娘想いではないものの、蝕花病に関しては誰よりも心配していた。
花のことではなく、寿命のことに関して。
長生きして欲しいと思っていたため、早く相手を見つけなければと必死になっていたそう。
ちなみにこの両親は、アザミの蝕花病であることがわかった際、花言葉を調べることをやめたそう。
花言葉を調べ、もし不吉な内容であれば、何も思ってしまうかわからなかったからである。
花なんかで彼女を決めたくなかったのだろう。
花を理由に愛せなくなることを避けたのだろう。
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