秘めた想い 4 (ページ9)

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大昇は、俺と龍斗の又従兄弟。

龍斗と同い年で高校も同じ学校に通っている。

明るくて人当たりのいい奴なんだけど、ちょっと騒がしいのが玉に瑕だ。

「飛貴くん、久しぶり！元気そうだね！」

『お前も…相変わらず元気だな。正月休み以来か？』

「うん。飛貴くん、全然連絡くれないし、たまには連絡してよね。」

『これでも忙しいんだよ、俺は。』

「そうなの？そういえばパーティーにも顔出さなくなったし、付き合い悪くなったよね。」

『あんな連中との遊びにはもう飽きたんだよ。お前も遊んでばっかいないで、ちゃんとしろよ。』

「何だよ、偉そうに。俺だって最近は真面目に部活に打ち込んでるんだよ。」

『お前が、部活？』

意外だ…

龍「ほんとだよ。俺も意外だったんだけど、大昇、野球にハマったみたいで。うちの野球部、推薦枠とかもあって結構強いんだよ。」

『ふーん。そんな凄い部なら、お前ずっとベンチじゃん。』

「いいんだよ、別に。試合見るの楽しいし。それに俺、マネージャーだから。」

『えっ、マネージャー？』

「うちみたいに部員多いと、マネージャーも数人必要で、結構大変なんだよ。」

『そ、そっか。まぁ頑張れよ。』

「うん。ありがとう、頑張る。」

大昇、楽しそうだな。

部活が楽しくて充実してるんだろう。