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普段は冷静で掴み所がない雄登くんが、あんなに感情的になるなんておかしいと思った。


それもこれも熱のせいだったんだな…

いつもより感情的で、そして甘えた感じだった気がする。


雄登くんの意外な一面を見た気がしていた。



そういえば…
意識を失う前に何か言ってた様な…


嫉妬したとか… 好きとか…


好きって… え!? えー??


まさかね…
でも確かにそう聞こえた気が…


でも、雄登くんは朦朧としてたし、俺も気が動転してたから…


聞き違い…かな?



「 …先輩! どうかしました? 」

『 あっ…えっ…いや、何でもないよ。』


慌ててそう取り繕うと、

「 先輩も疲れたでしょう。母がお茶を入れるって言ってるので、リビングに行きましょう。那須先輩は寝てますし、また後で様子を見にくれば大丈夫ですよ。」

『 う、うん…そうだね。』

突然お邪魔して、お世話になったんだから猪狩くんのご家族に挨拶しないと。


雄登くんが寝ている部屋を後にして、リビングへと向かう。

「 井上くん、さぁこっちに座って。紅茶は好き?」

『 あっ、はい、好きです。すみません、何から何までお世話になってしまって。』

「 いいのよ。蒼弥がお世話になってるんだから。困った時はお互い様。那須くん、熱も下がったし一晩寝れば良くなると思うから、うちで預かるわね。」

138→←136.瑞稀side



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作者名:wawa | 作成日時:2020年8月8日 21時

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