検索窓
今日:17 hit、昨日:11 hit、合計:13,589 hit

133 ページ33

気が張っていたのだろうか、少し気が緩んだら…頭がクラッとした。


あれ…なんだ?


ずっと寝不足だったからかな…
何だか頭が重い。


少し座って休もう…

カフェの近くの公園のベンチに座る。


カフェに入ろうかとも思ったけど、橋本涼がいるかもしれないし…


ここから様子を伺いながら、瑞稀が出てくるのを待つことにする。

そして、今度こそ… 声をかけなきゃ。


それから1時間ほど経った頃、カフェから瑞稀が出てきた。

その姿をみて、一瞬固まってしまったけど、慌てて追いかける。


『 … 待って… 瑞稀! 』

後ろから声を掛けると、瑞稀はゆっくりと振り返った。

「 …雄登くん? え… どうして、こんなとこに… 」

咄嗟のことに驚いているみたいだ。

『 アンタに話したいことがあって… その…追いかけてきたんだ。』

走ったせいかな…
いつもより息が切れる。

「 雄登くん… 大丈夫? 顔色悪くない?」

『 大丈夫。ちょっと走ったせいだから、気にするな。』

「 そう…。話したいことって… 何?」

『 この間のこと… ちゃんと誤解を解いておきたくて… あの時、俺どうかしてた。あんな風に泣かせるつもりなんてなくて…』

「 もういいよ、気にしないで。俺のほうこそ…殴ったりしてごめん。カッとして殴るなんて最低だよね。もう近づかないから…安心して。それじゃ。」

気まずそうな顔で、それだけ言って去っていこうとする。

134→←132



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:wawa | 作成日時:2020年8月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。