検索窓
今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:13,584 hit

115 ページ15

それからすぐに、橋本涼と瑞稀がパンケーキを運んできた。

「 お待たせ。まだ試作なんだけど、自信作だよ。」

龍「 わー、めっちゃ美味しそう!」

「 ふふ、ありがとう。食べたら遠慮なく感想聞かせてね。それじゃ、また後でね。」

そう言って橋本涼はお店の手伝いに戻っていった。

瑞「 これ、本当に美味しいよ。」

猪「 そっか、井上先輩は、新メニュー開発の手伝いをしてたんですね。」

瑞「 手伝いというより、試食係みたいなものかな。」

龍「 いいなぁ、試食係。次は俺も呼んでください!」

瑞「 あはは、そうだね。涼にも話しておくよ。」

龍「 絶対ですよ! これめっちゃ美味い! ほら、那須もガリーも早く食べなよ。」

龍我に促されて、パンケーキを食べる。


猪狩も美味いと言いながら顔を綻ばせていた。


だけど俺は、瑞稀と橋本涼のことが気になって…正直あまり味わえていなかった。


ねぇ瑞稀…
何度もその人と会ってるの?


もしかして、その人のこと…


そんなモヤモヤとした気持ちが燻っていて、その後の勉強会ではイマイチ集中できず…龍我に呆れられてしまった。

「 ちょっと…ねぇ、那須ってば! ここ教えてって。」

『 あっ… えっ、、うん。ここね。えっとー…』

「 どうしたんだよ、急に。なんか…うわの空だし、ボーッとしてるし。」

『 いや…別に何でもない。ほら教えるから、ここは この公式に当てはめていけば…』

そう言って取り繕うように慌てて説明を始めた。

116→←114



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:wawa | 作成日時:2020年8月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。