秘めた想い 2 (ページ5)

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その日の夜は、瑞稀のことが気になって眠れなかった。

あれから…大丈夫だったのだろうか？

翌朝… 寝不足ですっきりしないまま、ダイニングに行くと…

「おはよう、雄登。お前にしては遅かったな。」

『おはよう… 昨日は眠れなくて。』

「ふーん、寝不足か。瑞稀くんも…遅いな。」

『 … 昨日、バスルームの前でフラついてて、具合が悪そうだった。』

「え？そう… それは心配だね。」

少し驚いた様子で呟く飛貴。

すると鈴木さんがダイニングにやって来て、

「おはようございます。お揃いですか？あれ、瑞稀くん、まだみたいですね。起こしてきます。」

「待って、鈴木さん。起こさなくていいよ。もう少し寝かせてあげて。」

飛貴が鈴木さんを呼び止めて、そう言った。

「えっ、、ですが、学校に遅れてしまいますよ。」

「大丈夫。俺が後で様子を見に行くから。鈴木さんは朝食の準備をお願い。」

「はい…わかりました。すぐ用意致しますね。」

鈴木さんは、朝食の準備をしに行った。

後で様子を見に行くって…

瑞稀のことを気にしてるのか？

『昨日… 何かあったの？』

「別に。ああ、そうだ…素行調査のことで少し話したかな。」

『結果…出たんだ。どうだった？』

「お前と情報共有する気はないって言っただろ。」