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そして昼休み…

いつもは学食で藤井くんと食べることが多いけど、今日は購買でパンを買って2人で屋上に向かった。

「 暑いね、今日も。あの辺の陰に座って食べようか。」

『 うん、そうだね。』

「 瑞稀くんが気に入ってる中庭でも良かったんだけど…また後輩に出くわすと面倒だからさ。」

『 屋上、初めて来た。眺めいいね。俺はどこでも構わないよ。』

「 うん。まぁ…あんまり人に聞かれたくないからね。飛貴のことなんだけど…」

話し辛そうにしながらも口を開いた。

「 アイツさ…元々、お坊ちゃん気質で我がままで傲慢なところが昔からあったんだけど… ちょうど高校入った頃くらいからかな… それが輪をかけて酷くなってきた気がしてたんだよね。荒れてるって言うか…」


高校入った頃から…

それは、たぶん… 雄登くんのことが関係してるんだと思う。


「 それで…飛貴が2年になって、生徒会長に就任してから… 瑞稀くんも知っての通り、まぁ下級生に対する厳しい締め付けが始まったんだよ。」

『 そう…だったんだ…』

「 元から この学園じゃ一目置かれてる存在だったから、鬼に金棒みたいな感じで…まぁ誰も逆らえないって言うか、飛貴と揉めたくないから不満があっても誰も逆らわないんだよ。」

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作者名:wawa | 作成日時:2020年6月3日 9時

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