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だけど…付き合ってる訳じゃないって… 言い方は…
『 那須に…告白でもされた？』
「 え… どうしてわかったの？」
やっぱり、そうか…
そんな気がしてた。
だって…那須の瑞稀くんを見る目が、そう物語っていたから。
『 何となくね… 勘だよ。 瑞稀くん、那須と寝たんでしょ？』
瑞稀くんは一瞬驚いた顔をして、目を逸らして俯いた。
「 浮所くんは…何でもお見通しなんだね…」
わかるよ…
瑞稀くんは、孤独で寂しがりだから…
あの時の那須のことほっとけるはずがないって。
縋られたら…受け入れてしまう。
君は そういう人だって わかってる。
だけど那須は…俺や橋本くんとは違う。
寂しい時だけ慰め合う…そんな曖昧な関係なんて求めてない。
那須は、いつだって本気で一途に人を愛する人間だから…
『 何でもってことはないけど… ほら、俺と瑞稀くん、似てるとこあるでしょ。だから、何となくわかるんだ。』
「 そっか、そうだよね。だから俺も…浮所くんに相談しようって思ったのかな。」
そう言って小さく笑う。
「 那須くんに告白されて… どうしたらいいかずっと悩んでて。 それに、那須くんとのこと…龍我にバレたらと思うと怖くて。」
『 龍我？ ああ…まぁね。だけど、ずっと距離置いてたし、もう別れたんだから、そんなに怖がる必要もないんじゃないかな？』
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作者名：wawa | 作成日時：2019年11月15日 8時
