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『 大昇、おつかれ! 撮影終わったの?』

「 浮所、なんか久しぶりだな。 うん、今日の撮影は終わった。」

『 そっか、撮影は順調?』

「 うん、順調だよ。昨日は遅くまで撮影だったからさ、今日は早く終わって良かったよ。」

疲れたような笑顔を見せる大昇。


『 なんか顔が疲れてるな。休める時にゆっくり休んどかないとね。那須は?』

「 最近のアイツはパワフルというかめっちゃ元気。今日は、早く終わったから瑞稀くんと食事に出掛けたよ。」

『 え!? 瑞稀くんと? 何で?』

「 ほら、前に倒れた那須を送ってったことあって、そのお礼に食事をご馳走したいって言ってたから、それじゃない?」

『 ふーん、そっか… だったら大昇にもお礼しなきゃなのにね。』

「 あははは、確かに! まぁでも、俺はマネージャーだし、ちょっと違うだろ。それに あの日、那須を見ててくれたのは瑞稀くんだからね。」

『 は? えっ… どういうこと? 大昇は一緒じゃなかったの?』

「 一緒だったんだけど、俺…ちょっと急用があって、先に帰ったんだ。瑞稀くんは那須が目を覚ますまで付き添ってくれてたみたいで。」


じゃ…あの日は…

2人きりだったってこと…なのか?


あの日を境に那須の態度が変わった気がしていた。


まさか… いや、、そんなはずないよな。


嫌な胸騒ぎがしていた。

185→←183. 浮所side



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作者名:wawa | 作成日時:2019年11月15日 8時

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