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『 こ、恋人候補って… 』

「 瑞稀くんは、涼くんと付き合ってないんでしょ? だったら問題ないよね。お互いにフリーなんだから。」


『 それはそうかもしれないけど…ちょっと、待って。』

「 もしかして… 誰か、好きな人でもいるの?」


『 えっ…いや、、そんなの…いないけど…』

「 だったら、いいよね。俺と付き合ってよ。」

ニコニコしてるけど、有無を言わさない態度で迫ってくる。


「 それに、俺… 知ってるんだよ。瑞稀くんが、浮所と関係持ってること。」


『 え… 』


俺は驚きのあまり、固まってしまった。


「 ふふっ、気づいてないとでも思った? 前に浮所のマンションから出てくる瑞稀くんを見かけたことあったんだ。半信半疑だったけど…今の反応はアタリってことだよね。」


そう言いながら… 妖艶な笑みを浮かべる龍我。


そして俺の頬に手を当てて、口付けてくる。

段々と口付けが深くなり、気がついたら押し倒されていた。


『 んっ… あっ…龍我…』


「 瑞稀くんを抱きたい。いいよね?」


熱い瞳で見つめられる…


俺は、戸惑いながらも黙って龍我を見つめることしかできなくて…


龍我の熱情に流されるままに、一夜を共にした。

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作者名:wawa | 作成日時:2019年11月15日 8時

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