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「 まぁ困った時はお互いさまだし…ね。それに俺は岩崎くんを少し手伝っただけだから。」

藤「 謙虚だねぇ、瑞稀くんは。こういうことは盛大に恩に着せないと(笑)」

冗談めかして藤井くんがそう言うと、瑞稀くんは、そうだねって言いながら可笑しそうに笑っていた。


俺は那須や龍我だけじゃなく、瑞稀くんにもいつもと違う様な違和感を感じていた。


俺の考えすぎなのだろうか…?


食事を終えて、店を出ると8時過ぎだった。


藤「 ごめん、俺、この後、友達と約束してるから、お先に失礼するね。それじゃ、また!」

そう言って、藤井くんは足早に去って行った。


瑞稀くんと 2人きりになった。

『 ねぇ、瑞稀くん、うちに寄ってくよね? 最近、全然連絡もくれなかったし、家にも来てくれなかったんだから。』

「 あー、そうだね。何だか毎日バタバタしてて。久しぶりだし寄らせてもらおうかな。」

『 うん。じゃ行こっか!』


俺は、久しぶりに瑞稀くんと過ごせることが嬉しくて、舞い上がっていた。

2人で俺の家に向かう。

「 お邪魔しまーす。 ほんと久しぶりな気がする。」

『 何か飲む? コーヒーと紅茶、どっちがいい?』

「 ありがとう、じゃ、紅茶で。」

『 オッケー! その辺に座って寛いでて。』

リビングのソファに座っている、瑞稀くんに紅茶を持っていく。

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作者名:wawa | 作成日時:2019年11月15日 8時

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