166 ページ16
それから無事に、千秋楽の舞台は終了した。
藤「 いい舞台だったなぁ。終わるのがもったいないくらい。」
「 うん、もうちょっと、見ていたかったね。」
『 じゃ、楽屋に挨拶に行こうか。』
3人で楽屋へと向かう。
藤「 龍我、那須! 千秋楽、おめでとう! 頑張ったな。」
龍「 藤井くん! ありがとう。浮所と瑞稀くんも来てくれたんだ。」
ニコニコ笑顔で無邪気に喜ぶ龍我。
「 龍我、お疲れさま。ほんとよく頑張ったね。」
龍「 うん、もっと褒めて。近いうちに打ち上げやると思うから、良かったら瑞稀くんも来て。」
「 うん、都合つきそうなら行くね!」
那「 瑞稀くん! 」
「 那須くん、お疲れさま。最後まで乗り切ったね。」
那「 うん、色々と心配掛けたけど、…何とかね。瑞稀くんのおかげだよ。ありがとう。」
「 えっ…いや、そんなことないって。大袈裟なんだから。」
那「 ううん、本当に。」
微笑んで瑞稀くんを見つめている那須。
なんだ…あの那須の態度は…?
気のせいだろうか…
那須の纏う空気がどことなく甘い気がした。
そんな様子を龍我もジッと見つめていた。
龍我?
それから瑞稀くんは、優斗くんのとこに話をしに行ったみたい。
岩「 浮所! お前も来てくれたんだ。藤井くんから、瑞稀くんと来るって話は前から聞いてたけど。」
『 大昇… うん、昨日、急に思いつきで藤井くんに誘われてね。』
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:wawa | 作成日時:2019年11月15日 8時