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それから…俺は岡山の実家に帰った。
帰る前に、雄登と色々あったから…
実家にいる間もずっと、雄登のことが頭から離れなかった。
返事は急がないって言ってくれてたけど…あんまり待たせるのも悪いし、戻ったら返事をしよう。
もう、気持ちは決まってるから。
俺もいつまでも過去に縛られて、立ち止まったままじゃいられない。
前に進まなきゃ…
丸ごと受け止めてくれるって言ってくれた、雄登の気持ちに応えたいと思った。
雄登のこと、大好きだし。
きっと愛せるようになるって…
そんな予感がしていた。
それから2週間が経ち…実家から戻る日がやって来た。
雄登に戻る日を連絡すると、駅まで迎えに来るって返事が返ってきた。
駅で降りて、改札口を出たところで、雄登が待っていた。
「 瑞稀先輩! 久しぶりですね。」
『 雄登、久しぶり。迎えに来てくれてありがとう。』
「 いえ、俺が少しでも早く、先輩に会いたかったから。」
そう言って優しく微笑む。
『 うん…俺も、雄登に会いたかった。帰省してる間も、ずっと雄登のこと考えてた。』
「 ほんとに? それは嬉しいな。」
何だか少し照れくさくなってきて、俯いてしまう…
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» そういって貰えると嬉しいです(^^) (2019年8月20日 9時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - いや、最後まで見ますよ!作者さんのお話は、大好きなので!(⌒‐⌒) (2019年8月19日 22時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます(^^) これまた長い話になりますが、楽しんでいただければ幸いです。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろいです。続きが楽しみです! (2019年8月18日 16時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月25日 8時