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ステージ前の階段に座って、しばらく待っていると、だんだんと場所取りらしき人も増えてきた。
だいたい1時間前ぐらいから皆、場所取りし出すからなぁ…
雄登の判断は正しかったかも。
俺は結構、見やすい位置に陣取っていたから。
「 先輩! お待たせしました。ハンバーガーセットにしたんですけど、大丈夫ですか?」
『 うん、大丈夫。ありがとう。いい感じにお腹空いてきた。いくらだった?』
「 これは俺の奢りなので、気にしないでください。誘ったの俺だし、付き合ってくれたお礼です。」
『 えっ、、いやでも、俺のほうが先輩なんだしさ…』
「 いいんです。ここは素直に奢られてくださいよ、ねっ。」
『 わ、わかった。じゃ、遠慮なく。じゃ、次は俺が奢るね。頂きます。』
「 はい、じゃ次のデートの時、期待してます。」
デートって… 思わずジュースを吹き出しそうになる。
『 ぶっ…けほけほ、、デートって何言ってんだよ。』
「 ちょ、ちょっと、先輩、大丈夫ですか?」
慌てて俺の背中をさする雄登。
『 …大丈夫、、お前が変なこと言うから。』
「 そうかな? デートみたいなものでしょう? 先輩が変に意識し過ぎなんですよ。」
なんて言いながら悪戯っぽく笑う。
その笑顔に思わずドキッとしてしまった。
何だろう、俺が無意識のうちに意識し過ぎてるのかな?
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» そういって貰えると嬉しいです(^^) (2019年8月20日 9時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - いや、最後まで見ますよ!作者さんのお話は、大好きなので!(⌒‐⌒) (2019年8月19日 22時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます(^^) これまた長い話になりますが、楽しんでいただければ幸いです。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろいです。続きが楽しみです! (2019年8月18日 16時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月25日 8時