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そして大学に入学した俺は、環境もガラッと変わり、初めての一人暮らしで戸惑うこともあったけど…今では家事も自分でこなせるようになっていた。
こんな日々を重ねて行くことで、あの頃のことも…忘れられるような気がしていた。
きっと時間が解決してくれる…
そう信じていた。
勉強にバイトにと忙しくも充実した日々を過ごし、1年が過ぎた頃…
いつもの様にバイト先のコンビニに向かうと、店長に声をかけられ新しいバイトの子を紹介された。
店「 井上くん! 今日から来てくれることになった、那須くん。 色々、教えてあげて。」
「 那須雄登です。よろしくお願いします。」
ゆうと…って、何だか懐かしい響きだ。
『 あっ、はい、わかりました。井上瑞稀です、よろしくお願いします。』
そう笑顔で挨拶すると、那須くんもにこやかに笑い返してくれた。
それにしても、物凄いイケメンだな…
それから那須くんに色々と教えつつ、暇な時間に話をしていると、同じ学科の後輩らしいことがわかった。
『 那須くん、後輩だったんだ。それも同じ学科とはね。』
「 本当ですね、でも嬉しいです。先輩と一緒だなんて、心強いです。」
那須くんとは、共通の話題も多く直ぐに打ち解けた。
真面目で優しくて、話してるとホッと安心できて…
朗らかな雰囲気が少しだけ優斗先輩に似ている気がした。
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» そういって貰えると嬉しいです(^^) (2019年8月20日 9時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - いや、最後まで見ますよ!作者さんのお話は、大好きなので!(⌒‐⌒) (2019年8月19日 22時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます(^^) これまた長い話になりますが、楽しんでいただければ幸いです。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろいです。続きが楽しみです! (2019年8月18日 16時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月25日 8時