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思わず大声を出してしまっていた。
『 ごめん…俺、つい。』
「 瑞稀くんはさ…飛貴のこと、どう思ってるの?」
『 どうって…正直なところ、わからない。』
「 そう… じゃ飛貴に流されて付き合ってるってこと?」
『 え… うん、、そんな感じ…かな。』
「 前に、飛貴のことも勘違いしてるだけ、そのうち目を覚ますなんて言ってたくらいだもんね。あれから半年になるけど、飛貴は目を覚ます気配なさそうだね。」
『 お前は何が言いたいんだよ…自分のほうが正しかったとでも言いたいのか?』
「 正しいとか正しくないとか別にどうでもいいんだ。瑞稀くんは…飛貴から逃げてるよね。飛貴が怖い?」
言い当てられてしまった気がして…
思わずギクっとした。
「 俺から見ても、飛貴の一途さは ちょっと怖いくらいだなって思ってたから。それを正面からぶつけられてる瑞稀くんは、そりゃ怖いだろうなって。」
『 大昇…俺、もうどうしたらいいかわからない。もう限界なんだ… こんな関係続けるなんて良くないってわかってる… でも断ち切れなくて…だから、アイツに諦めて欲しくて。』
「 瑞稀くん… それはムリだよ。待ってたって飛貴は諦めない。」
『 じゃ、俺はどうすればいいんだよ! 教えてくれよ、大昇。』
「 飛貴は、弟のようにしか思われてないってわかってるよ。だから、愛されない分も自分が愛するんだって言ってた。健気だよね、重いけど。」
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» そういって貰えると嬉しいです(^^) (2019年8月20日 9時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - いや、最後まで見ますよ!作者さんのお話は、大好きなので!(⌒‐⌒) (2019年8月19日 22時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます(^^) これまた長い話になりますが、楽しんでいただければ幸いです。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろいです。続きが楽しみです! (2019年8月18日 16時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月25日 8時