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それからしばらくは平穏な日々が続いていた。
何より、優斗先輩と前みたいに話せるようになったことが嬉しかった。
そして、飛貴との関係も…
相変わらず続いていたけど、これといった波風が立つようなこともなかった。
やがて年が明け、飛貴の受験も終わり、4月からは同じ高校に通うことに。
「 これで俺も晴れて高校生。 瑞稀くんと一緒に通えるね!」
『 そうだね。合格おめでとう!』
満面の笑みで嬉しそうな顔をしている飛貴。
やっぱり可愛い…って思ってしまう。
『 合格祝い 何がいい?』
「 え、いらないよ何も。ただ瑞稀くんが側にいてくれたらそれで。」
『 バカ…何言ってるんだよ。』
「 本当だよ。しいて言うなら、そうだな、久しぶりにデートして欲しい。」
『 わかった、いいよ。』
ここ数ヶ月は、さすがに飛貴も受験で忙しくて一緒に出掛けたりしてなかった。
久しぶりのデートは、遊園地に出掛けた。
受験のストレス発散にはピッタリだよな。
春休みということもあって混んでいたけど、久しぶりにはしゃいで楽しかった。
帰りに飛貴の家に寄ると、直樹が不貞腐れていた。
直「 ちょっと! 遊園地 行くなら俺も誘ってよね。2人だけでズルい!」
『 ごめんごめん。今日は飛貴の合格祝いだったからさ。また今度一緒に行こう。』
「 そうだよ! 俺のお祝いで瑞稀くんが連れてってくれたんだから。」
直「 はいはい…わかってるよ。次は絶対ね!」
こんなに拗ねてる直樹、久しぶりだな。
思わず苦笑してしまった。
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» そういって貰えると嬉しいです(^^) (2019年8月20日 9時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - いや、最後まで見ますよ!作者さんのお話は、大好きなので!(⌒‐⌒) (2019年8月19日 22時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
wawa(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます(^^) これまた長い話になりますが、楽しんでいただければ幸いです。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろいです。続きが楽しみです! (2019年8月18日 16時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月25日 8時