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『 え、、だから別に泣いてなんか…雨に濡れてそう見えてただけだって。』
すると浮所は呆れた様に軽くため息をついて、
「 強がらないでよね…。もしかして、高橋と喧嘩でもしたの?」
『 …喧嘩、、なのかな? 俺、訳がわからなくて。何をどうしたらいいのか…』
「 え、、なに、喧嘩じゃないの?
訳がわからないって…」
『 こんなこと…お前に相談していいのかわからないけど…』
「 何? 悩みがあるなら話して。なんでも聞くよ。昔、瑞稀くんに話を聞いてもらって俺も楽になったことあったし。俺でよければ聞くから…」
そう言ってもらえたことに何故かホッとしていた…
浮所ならわかってくれるんじゃないかって…そんな気がして。
『 うん…優斗はやたらと涼のこと気にし過ぎてて。涼のことは、家族同然で兄弟みたいなものだから気にする必要ない、大丈夫だって伝えても、わかってくれなくて。』
「 そう… まぁ、心配になるのもわからなくはないけど。」
『 俺が好きなのは優斗だけなのに…それはこれから先もずっと変わらないって言っても信じてくれなくて… 』
「 …信じてくれないって…どうして高橋はそこまで…。何か他に思い当たることはないの?」
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wawa(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます(^^) 励みになります! (2019年8月15日 19時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろかったです! (2019年8月15日 15時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wawa | 作成日時:2019年6月14日 8時