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俺は驚きで、固まってしまった。

「 お前も気づいてなかったのか…まぁ、瑞稀自身も気づいてないくらいだったから無理もないけど。俺だけが気づいた、だからお前から遠ざけたんだ。」

「 お前が先に瑞稀を好きになったことも知ってる。お前が臆病風に吹かれることなく、瑞稀に気持ちを伝えていたら両思いになれたのに。お前はバカだよ。」


そう…だったんだ。
そんな話、信じられない。

俺が気持ちを伝えていたら、何かが変わっていたのだろうか?

そんな昔のことを、ましてやたらればの話をしていても、今更 何も変わらない…

『 確かに…あの頃の俺は臆病だったよ。今更、どうにもならないことだけれど…』

「 それがお前と高橋の差だ! 高橋は臆せずにまっすぐに瑞稀に気持ちを伝えていたからな。残念だったな、浮所。」


『 橋本くんは…何が言いたいの? 俺を警戒して遠ざけて、仲を裂くことに成功した。だけど次は高橋が現れた。高橋は俺と違って行動が読めないし、形振り構わず全力でぶつかってくるから脅威に感じてるってこと?』

俺は一気にそう捲し立てた。

「 お前…俺に向かってよくもそんなことが言えたな!」

橋本くんが俺を睨みつけてくる。

『 ごめん…言いすぎた。でも、図星なんじゃないの? 高橋のことは…俺もそういう風に思っていたから、気持ちがわかるんだ。』

「 そうだな…お前も、、そうか。高橋は掴み所がなさ過ぎて…俺には謎の生き物のように思えてしまう。」

疲れたように、そう呟く橋本くん。

『 謎の生き物って…。でも、そう思う気持ちわかるよ。』

思わず苦笑してしまった。

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wawa(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます(^^) 励みになります! (2019年8月15日 19時) (レス) id: 3b6a9e14ab (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - おもしろかったです! (2019年8月15日 15時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:wawa | 作成日時:2019年6月14日 8時

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